カタールの日本食
レストランもそれなりに種類があり、高級なものからお手頃なものまで様々だとか。
と、そんなことを耳にする中、先日「ドーハ・フェスティバル・シティー」というショッピングモールで日本食レストランをさっそくいくつか見つけたのでご紹介します(個人的な感覚で適当に評価をつけていきたいと思います)。
ちなみにこのショッピングモールは大学から車で15分ほどの場所にあって、カタール大生の行きつけです。
①メゾン・ド・スシ(おすすめ度:★★★☆☆)
カタールに来て出会った日本食レストラン第1号がこちら「メゾン・ド・スシ」(フランス語で“寿司屋”)。
モール内のフードコートエリアの最奥にて発見しました。
伝統的な日本人女性っぽい顔が看板にくっついていて、和風な感じを醸し出しています。
メニューディスプレイに大きくトムヤムクン(TOMYUM NOODLES)が表示されているのを見て若干の不安を感じつつも、いざメニューを拝見。
ちょっと見ずらくなってしまいましたが、海外寿司の定番“カルフォルニアロール”の横にいちおう日本のお寿司のようなものがあります。
サーモン、イカ、エビ、マグロ、たまご、、、、お寿司と呼べる最低限のネタはそろってますね。
そしてその下に軍艦巻きも、、、ん?
とびっこ・ブラック・ブラック???
「とびっこ・グリーン・ブラック」
「とびっこ・オレンジ・ブラック」
「とびっこ・レッド・ブラック」
、、、、(;゜0゜)
戦隊モノかっ
っとツッコみたくなるラインナップですが、どうやらさいごの「・ブラック」は海苔のことを指しているようです。
とはいえ、黒いとびっことはどういうことなのでしょう。。。
ほかのオレンジ以外のとびっこも謎めいてます。
せっかくなので、たまご、サーモン、ゴールデン・クラウン(サーモン+マヨネーズ+とびっこブラック?)を注文してみました。
値段は一つで5QR〜7QR(約150〜210円)なので、まあ日本でなら少し高いですね。
そしてお味は、
意外と違和感ないです!わさびと醤油もあって、結構お寿司の雰囲気出てます。
ただ、日本と同じとはいえません。
まずシャリがただのご飯。これはちょっといただけないですね。
そして肝心のお魚は、まずくはないのですが、なんかちょっと、ぐにゃっとした感じ。冷凍したものを輸入して解凍しているように思われます。
総合的に、いちおうお寿司の雰囲気は出ていたので、最初の日本食で感動したというのもあって星3つ。メニューもちょっと面白かったので個人的には高評価です。
②ワガママ(店の雰囲気:★★★★☆)
メニュー見た感じ若干高級な部類に入るのではないかと思われる値段設定となってます。
でもクオリティはけっこう高そうですよ!
↑ラーメン
↑カレーライス
(メニュー画像はWAGAMAMA公式HPより)
残念ながら今回は実際に食べてみることができませんでした。
でも雰囲気良かったので星4つ。
③MAKI[巻](店の高級感:★★★★★)
こちらは、このモールの日本食ではおそらくダントツの高級店「マキ」。
店構えからして一線を画していますね。
高級なだけあって、大トロもさすがに美味しそうです。
、、が、一貫125QR(≒3750円)!?!?
いくら大トロといえど、一貫でこのお値段とは。
ここはちょっと今後挑戦する機会があるかわからないですね。
夕飯時ですがお客さんは全然入ってません。
これだけ高級であれば、きっと完璧なクオリティの和食が食べられることでしょう。
ということで、今回は以上です。
【ANNS】第一回遠足 〜イスラムアート美術館〜
ANNS(Arabic for Non-Native Speakers)プログラムでは、1ヶ月に1回ほどの頻度で遠足に行きます。
授業の一環としての活動なので参加は全員必須ですが、自由行動も多いので、みんなで気軽にお出かけする程度な感じです。
そして記念すべき第一回目の遠足の目的地は
「イスラムアート美術館(متحف الفن الإسلامي)」
こないだ行ったばっかやんっ!!笑
そう、遠足で行くことになるとは思わず、すでに自分たちで行ってしまいました。
(その時の記事はこちら↓)
qatar-information.hatenablog.com
というわけで、2回目の美術館です
今回は前回とは違い、ガイドさんが展示の説明をしてくれました。とはいっても、作品が多くて一つ一つは見ていけないので重要なものだけのピックアップ形式です。
一応引率の先生(アラビア語の先生)も来ていて、このツアーに参加しないでフラフラしてると引き戻されます(笑)ちなみにガイドはアラビア語ではなく英語です。
1時間ほどのガイドツアーが終わったらあとは自由時間です。それぞれショップで買い物したり、カフェでジュース飲んだり、写真を撮ったりしてました。
全体でも2時間ほど、朝出発してお昼には寮に戻ります。
こちらの美術館、私と同じく今回が2回目という人が他にもたくさんいたので、遠足の目的地の予定はできれば教えておいて欲しいところですね。
まあ2回目も十分楽しめますという人であれば問題ないですが。。
ヴィラジオ・モール(Villaggio Mall)
カタールには多くのショッピングモールがありますが、その中でも最もポピュラーな観光スポットの一つである「ヴィラジオ・モール」をご紹介します。
このモールはヴェネチアの街並みを再現するように設計された巨大モールなのですが、屋内とは思えないハイクオリティなインテリアに驚かされます。
ショッピングの目的がなくても、モール内を見て回るだけで楽しめるスポットです。
こちらの画像は公式ホームページ(http://www.villaggioqatar.com)より
天井の空の模様が、まるで現実のヴェネチアの街中を歩いてるように錯覚させてくれます。
テナントは、ナイキやアディダスのようなオーソドックスなスポーツ店から、アバヤ(イスラムの女性が着る黒いやつ)専門店まで色々はいってます。ファッション系の店舗と食事系の店舗が大部分を占めている印象です。
あと目立つのは「Carrefour(カルフール)」というフランス系の巨大な日用品&食品店。カタールのどのショッピングモールにもだいたい入ってるのですが、ヴィラジオモールにあるカルフールは中でも巨大です。
必要なものはだいたいこのカルフールで買えるものの、どこの店舗でも同じようなものばかりなので個人的にはあまり好きではありません。
1人10QR≒¥300でこの水路を進む人力のミニ船に乗れます。
こちらは、名だたるブランドが並ぶ高級ブティックエリア。宮殿のようなインテリアで、他のエリアとは一線を画しています。外国人観光客やノン・カタリ(カタール人でない人)が多い他エリアに比べて、ここはカタール人っぽい人が多いような気がします。
細かいデザインが美しすぎてふつうにヨーロッパの宮殿を観光している気分。
DiorやGucciなどお馴染みのブランドもだいたい揃ってますが、日本で買うより若干値段が高い印象です。
そしてこちらはなんと、遊園地エリア(笑)
屋内にもかかわらず、ローラーコースターや観覧車、コーヒーカップ、メリーゴーランド、スプラッシュコースター等、遊園地の一般的な乗り物がだいたいあります。遊園地エリアのあるショッピングモールなんて聞いたことがないです。
一応スケートリンクもあります。
特に女性なんかでファッションが好きな人であれば長い時間楽しめる素晴らしいモールだと思います。
私は本・文房具や雑貨のお店を見るのが好きなのですが、ここも含めドーハのショッピングモールでは今のところそういったお店を見かけません。あったとしても小さい。そういうのはカルフールにまとめられてしまっている感じなんですかね。。
でも、買い物しなくても一見の価値有りのスポットなので、観光の際にはぜひ。
【ANNS】大学寮の施設紹介-②
前回に続いて、寮の施設紹介です。
(前回の記事はこちら)↓
qatar-information.hatenablog.com
●テレビルーム
テレビを観れる巨大な部屋が一つあります。アラブ風のソファがたくさんあるのでゴロゴロしながらくつろげます。だいたいみんなサッカーの試合を観戦しているようです。
●テレビゲームの部屋
PS4のサッカーゲーム「FIFA」をやるための部屋です。この部屋は人気で常に誰かいます。FIFA好きにはありがたいですね。
●プレイルーム
卓球と、懐かしのサッカーゲーム、ビリヤードがあります。ビリヤードはなぜかスティックがないので遊べません(笑)。
●お祈りルーム
ムスリムでも安心。
●共用キッチンと冷蔵庫
冷蔵庫は部屋にはなく、各フロア共用で使うようになってます。キッチンにはレンジとケトルがありますが、調理は禁止なのでインスタント食品かお茶を淹れるのに使うくらいですね。その割には立派なキッチンです。
●ランドリー
各フロアにランドリーがあり、自由に洗濯できます。それぞれ下の段が洗濯機、上に乗っかってるのが乾燥機です。カタールの屋外は少々砂っぽいので、みんなきほん外に洗濯物を干しません。そのかわりに乾燥機を使います。
●その他
一階フロア
中央くつろぎ広場
中央吹き抜け部分
廊下
寮内の所々にこのような給水設備があります。水筒に入れやすいようになっているので、一本持っていると便利です。常に綺麗な水が飲める状態にあるのは安心ポイントですね。
ということで、カタール大学の寮はこんな感じです。
他と比較していないのでよくわかりませんが、大学の学生寮としてはかなりハイクオリティなのではないでしょうか。今のところ私個人的には文句ないレベルの設備です。
そして寮の費用は以下のようになってます(2019年現在)。
2人部屋(大学学部生・ANNSプログラム参加生):QR800≒¥24000/月
1人部屋(大学院生・インターンシップ生):QR2000≒¥60000/月
三食込み+他の寮のすべてのサービスも含んでこの値段なので、特に2人部屋は破格ですね。
さらにもちろん奨学金の対象者は全額免除。
さすがは中東といったところでしょうか。
お部屋の様子はこちらで↓
【ANNS】大学寮の施設紹介-①
留学生活の要ともいえる学生寮ですが、カタール大学の寮は比較的新しく、けっこう充実しています。
それなのに公式のホームページにある寮の紹介には写真も使われておらず、実際のところ来てみるまで雰囲気が分からないというもったいない状況。
せっかく良い設備があるのだからもっと派手に宣伝すれば良いのに。
ということで、写真付きで寮(男子寮)の設備をご紹介します。
●外観
駐車場あるので、車持ってる人は停められます。大学の敷地の門と寮の敷地の門にそれぞれセキュリティがあって、さらに寮内のエントランスにも警備員が常駐しているのでとても安心ですね。まあでも、そんなにセキュリティ必要ないと思うくらい治安が安定しています。
●食堂
食事はバイキング形式です。日本では食べ終わった後トレー類を戻すのが一般的ですが、ここでは置きっ放しにしておくのが普通になってます(片付けてくれる)。外のお店も同じで、スタッフの面倒見がいいなと感じます。※ただし、お店で働いているのはカタール人ではなく外国人労働者です。
●ライブラリーホール
ここで勉強したり、座りごごちのいい椅子がいっぱいあるのでみんなくつろいだりしています。とは言っても基本的に人がほとんどいません(笑)。
●コンピュータゾーン
ライブラリーホール内にパソコンもあります。
●ジム
最新のマシンが無造作にたくさん置いてあります(笑)。たぶん24時間開けっ放しで登録とかもなく利用自由です。特に管理してるスタッフもいません。日本であれば安全管理の面であり得ないですが、気軽に使えるのでとても楽ですね!
フリーウェイト用の器具が少ない(特に、ベンチプレスとパワーラックがない)のが惜しいところですが、そこら辺はさすがに危ないから置いてないのかもしれません。とはいえ、ふつうにトレーニングするには十分すぎる設備です。そしてこちらも多い時で3、4人くらいしか利用していないという。。
●ミニプール
一応ありますが使われてるのは見たことがありません。大学にスイミングプールがあるので皆そっちで泳いでます。
●サウナ室
施錠されていて使えません。。。
●ロッカー室とシャワールーム
この無駄に広いシャワールーム、伝わりますでしょうか。
一つのシャワーをこんなに広くする意味ないのに。。
しかも部屋に戻ればシャワーあるので、だれもここで浴びていません(笑)。
この辺で一度区切りまして、
次回に続きます。
qatar-information.hatenablog.com
秘境・カタールのマングローブ地帯
砂漠なイメージの中東カタールにも、マングローブ地帯があります。
と、いう情報を入手したのでとりあえず見に行ってみることにしました。
グーグルマップで検索してみると確かに「Mangroves」と出てきました。どうやらカタールの中心ドーハ市から北へ車で1時間、アル・コール市の島周辺のようです。
ちょっと遠いけど、たまにはカタールの自然豊かな姿を見てみたい。。
若干不安もありつつ、いざ出発!、、、したのは良いものの、目的地間際でドライバーが道に迷い、加えて運転も最悪だったので途中で降ろしてもらうことに。
、、おぉ、これは、、、ヤバい。
これ以上このドライバーの車に乗っていられんという一心で降りたけど、40度を超える灼熱の砂漠に取り残されることを考えればミスチョイスだったか。。
しかも市街地から離れていてUberが拾えそうにない。そして水も持ってない。
絶体絶命の状況で。。
なんと!発見しました、マングローブ地帯入り口!
おぉ、意外と綺麗に整備されてる。
んー、綺麗ですね。綺麗ではありますが。。
。。なんにもない(笑)
カニがたくさんいます。マングローブっぽい植物もたしかにあります。でもなんだか、思ったよりも乾燥している。。
想像ではもっと水がたくさん流れていて、アマゾンのジャングルのようなものを想像していたのですが。どちらかというと砂漠の中のちょっとしたオアシスみたいな雰囲気です。もしかしたら8月の夏真っ盛りだから干上がっているのかもしれません。
このニョキニョキ生えてるのがマングローブでしょうか。。?
帰りの交通手段が心配なので、一通り歩いたあと日が沈む前に退散することにしました。
そして入り口でUberを呼ぶことに成功!
あぁ良かった。ちょっとした大冒険でした。
綺麗な場所ではありますが、秘境すぎて普通の人が行く場所ではないと思います。
【ANNS】授業について
アラビア語プログラムの授業は、レベルによって5つのクラスに分かれています。
Elementary-Ⅰ (groupA)(超初級)
Elementary-Ⅰ (groupB)(初級)
Elementary-Ⅱ(初級〜中級)
Intermediate(中級)
Advanced(上級)
所属レベルは授業開始前に行ったクラス分けテストで決まります。4技能(聞く・話す・読む・書く)の点数を総合して決めているようです。
周りの話を聞いていると、適切なレベルのクラスに入ることが何よりもまず重要だと感じます。クラス分けテストは留学の命運を決める審判です。
超初級クラスはアルファベットから始めるのでアラビア語学習の経験がすでにある人にとっては少々退屈。逆に「初級〜中級」クラス以上になると授業中はほとんどアラビア語で会話するレベルになってくるので、日常会話ができるレベルでないとついていけなくなるでしょう。
あとからクラスを変更することもできなくはないようですが基本的には変えないようになってます。
ちなみに私は今「初級」レベルです(笑)。
初級レベルは、アラビア語の基礎を知っていることを前提に会話ができるレベルを目指しているあたり。個人的には難易度もちょうど良く、効率的かつとても楽しい授業だと感じます。
ノンネイティブ向けのプログラムなので学生は皆外国人。ですが、カタール生まれカタール育ちの人とかも意外と多いです。
今年のメンバーは全体で62名、一クラスにつき12名くらい。先生はカタール人ではなく、スーダンやエジプトなど他のアラビア語圏から来ています。私の知る限りどの先生も授業にはとても熱心で、アラビア語学習者にとってはすごく良い環境だと感じます!
授業は日によって平日の午前(8:00~12:00)もしくは午後(12:00~16:00)にあります。イスラム社会では金曜と土曜が休日なので日曜〜木曜が平日です。
そして実はこれ、授業が午後の日は寮の昼ごはんが食べられないというまさかのスケジュール(笑)!(寮の昼食は12:00〜15:00) 私のクラスは午前授業しかないので問題ないですが、午後授業の多いクラスのみんなから不満続出で、おそらく後期から改善されると思われます。